Blog「次はいつ来たらいいですか?」当院の治療の流れ

2025-03-22

  • トピックス
  • 鍼灸
「次はいつ来たらいいですか?」当院の治療の流れ

こんにちは。二天堂魚住鍼灸院の宮上智志です。今回は、当院での鍼灸施術を検討されている方に向けて、患者さんからよく質問を受ける「次はいつ来たらいいですか?」に対して、どのように説明しているかを紹介します。患者さんのお身体の状態は、千差万別でひとくくりにはできませんが、モデルとなるケースを使ってお示ししますので参考にしてください。

初診時

初診では、記入していただいた問診票をもとに、問診の時間をしっかりとります。また、鍼灸の施術が初めての方には、治療の概要を説明してある程度理解していただいた上でしたうえで次に進みます。鍼灸施術が初めて、あるいはブランクがある方には、初回は「鍼灸の刺激量ひかえめ目の施術」で、患者さんの感受性や体質的なものを診させていただきます。感受性が鋭敏な方は、術後に倦怠感や疲労感などの自覚症状を感じることがあり、重すぎる場合は「鍼あたり」、お灸では「灸あたり」と言います。初診から結果を急ぐ踏み込んだ施術は、過度な自律神経の反射などを引き起こし兼ねないため控えるべきです。初診では、目安として70~90分は時間をかけます。最後には、治療の進め方と予後の見通しを説明します。

施術のステップ

①ホップ(Hop)

鍼灸施術の効果は、おおよそ3~4日くらいは持続します。患者さんの生命活動の盛衰や年齢など、様々な要素が関係しますが、成人では施術の翌日には治療効果を体感していただけるでしょう。

②ステップ(Step)

二診目は、初診後3~4日で行うのがベストです。初回の効果が消失しつつあるところで、施術を追い足して治療効果を切らさないようにします。これにより状態の変化が鈍化するのを防ぎます。二診目以降は、治療の角度を変えたり、段階的に刺激量が増す施術も取り入れて治癒を目指します。

鍼灸院の実費治療を希望した患者さんには、しっかりとした施術でお悩みの症状の改善に努めたいものです。また、患者さんも保険診療では到達できない踏み込んだ施術を取り入れたいというニーズがあります。「鍼灸師の腕試し」を、初診の一回だけで判断する方も中にはありますが、お勧めしません。登山をするように少しずつ高みを目指して、低地から登っていくべきです。初診の治療で、「期待した効果が得られなかった」と言う方もいますが、目指しているのはどこでしょうか。「登頂した達成感」イコール「症状の改善」に向けて、施術内容をステップアップさせる患者さんと鍼灸師との共同作業です。治療のステップを何回踏むかはまちまちですが、特に大事にしていただきたいのは、二診目をこのスケジュールで入れることです。つまり、初診の方にはまず週2回の通院を進めます。何週も空けてしまうと、症状の重たい方ほど元に戻るのも早いものです。治療間隔を空けてしまいよくならなかった。結果、「鍼灸は効かなかった」と判断するのは誠に残念なことです。「鉄は、熱いうちに打て」の意気込みが大切ではないでょうか。ここぞというときに、繰り返し鉄を打つ鍛錬のイメージが鍼灸治療には必要です。具体的な治療中のコミュニケーションについては詳しくまとめたページもございます。「患者の感覚に耳を澄ませる」の記事をご覧ください。

三診目以降は、治療が進展いるようであれば、間隔を週一回に伸ばして、患者さんに身体の状態をチェックしてもらいます。無理のない程度にセルフケアを取り入れて、患者さん自身が身体感覚を養うのもよいでしょう。

③ジヤンプ(Jump)

目標としては、四診目、五診目には、鍼灸施術の刺激量を落とした治療でも効果が持続するような、患者さんの身体の負担が少ない状態に持っていくことが理想です。施術の内容やポイントを微調整して何とか施術の回数が5回くらいになるころには患者さんの納得が得られる治療効果を導き出したいところです。

継続して通院される方の経済的負担を軽減するために

①長い時間をかけて身体に特有の癖や組織の変性が診られる場合や、完治が難しい症状の方もいます。当院では、継続して通院される方の経済的負担を軽減するために、「お得な回数券(5回分)」をご用意しております。集中して治療に臨む期間を、治療の1クール (one cool )と考えていただいてよいでょう。回数券の有効期限は、半年です。お身体の調子を維持するために月1回のペースを刻んで定期券のように利用する方もいます。「一時的な障害」から「慢性疾患」まで、治療の流れや期間はいろいろありますが、当院が目安としてお示しする治療のスケジュールはこのような流れです。

②また、まずは自分に合った治療かどうかを確かめるために体験してみたい方には、「お試し割(初回のみ)」などがございます。

③当院は明石市、加古郡稲美町のはり・きゅう・マッサージ施術費助成券の指定施術所です。はり・きゅう・マッサージ施術費助成券については、ブログ内のこちらのページをご覧ください。

まとめ

私は、鍼灸の専門学校を卒業後に経験を積むために、鍼灸整骨院に2年間勤務しました。その後は、二天堂鍼灸院の中野保先生に弟子入りし、師匠をモデルにしてその治療に近づくべく日々研鑽に励む毎日です。令和6年の11月に当院を開業しましたが、祝福とともに先生からは、「きつい鍼をしちゃだめだよ」と釘を刺すように何度も助言をいただきました。それは先生自身が、開業直後に結果を残さねばと打ち込んできた駆け出しのころの反省があるからだと聞いています。強く響かせる鍼、より踏み込んだ施術は、できます。しかし、細い鍼とは言え、「侵害刺激」はダメージを与えて身体の本来の反応を引き出す性質があるため、適量を間違えると、きつく、つらいものにもなります。「やさしい鍼ができなければ、患者さんは来なくなる。やさしい鍼の刺激でも効く。強いから効くは間違い。」と繰り返し弟子たちに説いています。そのため、開業間もなくは、初診の患者さんには5割くらいのイメージで軽めの施術を施したうえで、そのことを説明しました。そして、「一晩おいてよくなる兆しを感じたらまた来てくださいね」と告げていました。しかし、それきりでどうなったのかもわからない方が数名いました。みなさんはおわかりでしょうか?せっかくよくなりたいと来てくださったのに、予後の見通しと治療の流れの説明まで、軽いものにしてしまったのです。ホップ、ステップ、ジャンプも、鉄を鍛錬するイメージもありません。「またよかったらどうぞ」にしてしまったのです。それはなぜかと言うと、実費治療で回数を重ねる施術を患者さんに打ち出すことに遠慮があったからです。結果として、「施術は軽いし、治療の流れも見えない。」患者さんは、つらい症状がよくなりたいから来ているのに、それを引っ張り上げて治療の流れに乗せてあげる気概が整っていませんでした。はずかしいことです。その依頼改めて誠意を持ってしっかりと、当院の鍼灸で元気になる治療を患者さんに勧めたいと決意を強くしました。そして、遅ればせながらみなさんに上記の流れをしっかり打ち出せるよう整理しました。そのおかげか、お試し割で予約された患者さんが継続治療をその場で希望されるケースが増えています。本院は、しっかりと効かせる鍼灸施術の技術を学び、取り入れております。肩こり・腰痛はもちろん、不定愁訴(原因を特定できないカラダの不調)、身体に関するお悩みなんでもご相談ください。明石市において皆様に頼りにされる「かかりつけの鍼灸師」を目指して、日々研鑽に励んでおります。明石市で鍼灸院をお探しなら二天堂魚住鍼灸院へぜひお越しください。

二天堂魚住鍼灸院